香港についてのブログはたくさんあるので、珍しい話しではないのですが・・・
コトバについて。
Cantonese=広東語
Mandarin=北京語・普通語
です。
北京語はPutonghuaともいいます。
それぞれの区別は英語から入ったので、私は、カントンニーズ・マンダリンという言い方がしっくりきます。中国での標準語は北京語。世界のチャイナタウンで使われているのは、広東語のほうが多いらしい。香港人はいろんなところに、出かけていってるからねぇ。
今は、ほぼ100%、広東語・北京語を聞き分けられます!(威張って書きましたが、何の役にもたちません…)
私も、勉強しようという気持ちが、はじめからゼロではなく、会話の本持参で来ました。
でも、
「広東語の音は、一つの音節、つまり一漢字、に6つから9つある」
で、
「広東語は、文字で書き表せない。だから耳で覚えるんだ!」by George
え?
もちろん、広東語を教えている人たちは文字を使いますし、専門的なアルファベット表記を使って発音を表すので、書き表せないということはないのですが、表記の言葉と、発話のそれは、違うことがたくさんあって、基本的に耳で覚える、ということらしいです。
外来語には、聞いた音に一番近い音を持つ漢字を当てて表記するとのこと。
KFCは肯德基。
マクドナルドは麥當勞。
(香港で、これらの漢字を目にすることはすくないです。)
香港迪士尼樂園はなんだかわかりますか?
フットボールチームの名前なんか、「へぇ~。ほお~」と思うのがあって、どこのチームか予測するのが楽しいです。
もちろん、アルファベットで書くこともありますよ。
それでも見つからなかったら、口ヘンを用いて、新しい漢字を作り出すとのこと。今、外来語の氾濫で、そんな言葉はずいぶん増えているらしいです。(特に日本語漫画のオノマトペとか)だから、それがどんな意味をもつのか、どう読むのかわかりにくいこともあるそう。
そして、教科書や参考書に出ている言葉を、実際に使っているかといえば、そうでもなく、Georgeは私の本にずいぶんツッコミを入れていました。
極め付けが、「広東語は世界でもっとも難しい言語の一つだ!」(この中に日本語も入っているそうです)「北京語のほうが勉強しやすい」
そんなこんなを聞いた時点で、すでに出ばなはくじかれ。。
前に、会話の本をGeorgeに発音してもらいながら見たことがあるんですが、発音の違いが微妙すぎてわからない。口の中をこじ開けて見たい衝動に駆られ、果てには、本を投げ捨てていました。
確かに、過去・非過去形の違いは、昨日、今日、明日などの言葉をつけるだけらしいので、簡単だし、文型は英語とほぼ同じなので、難しくないのかもしれません。
私も、聞きかじった単語を、聞きかじった文型に当てはめて、話してみるということをやっています。そうすると、みんな喜んでくれるんですねぇ。
おお。Mayが広東語を話した!と。。。
だからもう、George一家を喜ばせるためだけの広東語になっています。
こうして生活をしていると、子どもがどうやって母語を習得していくかがよくわかるんです。
そして、私の英語力の低下の過程と原因も。。。
私は、広東語ってとってもパワーを必要とするコトバだと思います。今だそのパワーになれず、生気を吸い取られてしまいそうになります。ちと、コワイ。。
私がこれを話したらどうなるか…考えるだけで、ちょっとヤバイ。
香港人にとって、広東語の文型は英語とほぼ同じだから、英語の習得も難しくない。さらに、マンダリン・北京語も、元は広東語も同じですから、習得しやすい。Georgeはマンダリン歌詞の歌を聴いてマンダリンが話せるようになったそうで、だから、普通に3つの言語が話せる人がたくさんいるのでしょう。
プラス、香港はビジネスの街なので、ビジネスに役立つことは何でも取り入れていこう、ということじゃないかな。そういうことで、日本は大切な商売相手(だった?)ために日本語を話せる人が、けっこう周りにいて驚かされます。きれいなフランス語が聞こえてきて、振り返ったら、香港人おじさん。電話を切った次の瞬間は、広東語をまくしたてていて、びっくりしたこともありました。
今は、なんと言っても、Mainland China!が大切な商売相手、そしてわが国であるってことで、北京語を学ぶ人が増えているそうです。香港のムービースターも、北京語でインタビュウに答えていたり、テレビも、北京語放送の番組がかなり多いです。
こう考えると、私も広東語か北京語を習得することは、将来の役に立つ。。のかな。
はぁぁ、やっぱり勉強せなアカンかなぁぁ。
この写真はイメージです。記事とは一切関係ありません。
そして、全て私の私見と私的情報リソースからです。間違いがあったらゴメンナサイ。